2018/11/1 ブログを更新しました

ヨガの喜び-要約 第一章 心と体の秘密-第二段階 動禅アサンス29 座法2 精神統一2

 

注意集中する行法では、力むことは禁物

心身が力むと、脳の中にそれに対抗する抵抗力が生まれ、統一の妨げになる

脳には、刺激に反応する抑制点が、物事によって別々に点在しているため、脳はバラバラに活動してしまう

力まずひとつのことだけに注意や意識を集中すれば、その刺激でバラバラの抑制点を一つに協力させることもできる

脳全体が協力して一つの興奮に対抗するようになり、はじめて最高の平静をともなった最高の興奮状態になれる

座法はこの状態に早くなるための方法として行われる

力まない以外に守るべき心得として以下の3つを心がけると丹田にいちばん力がこもる:

1、首の後ろを意識的にぐっと引き上げる。髪の毛を頭からひっぱり上げられるような気持ち、自分の頭のてっぺんで天をつき上げるつもりになること。

2、胸は、左右に広く広げて持ち上げる。

3、腹を上下に伸ばしてひっこめぎみにする。お腹のところにある直腹筋を、外側から見て上下に伸びた一本の棒のようにすること。そして、骨盤を押し上げる。

結果、自然に肛門が締まり、背骨が伸び、胸が広がり、脳の力が抜け、精神統一にもっとも適した状態になる

力は丹田にだけこめ、体の他の筋肉は完全にぬきさる

座法の自己判定法は以下の4つを確認する:

1、自然に深く静かで力強い呼吸になっている

2、上半身の力が抜け、心がやすらいで落ち着いている

3、下半身に力がこもり、体が充実安定している感じ

4、感覚は鋭敏で、四方八方に注意力が注がれ、意識も明瞭で心が安定している

座法をおこなっていて、足がしびれる、腰が痛む、肩が凝る場合、いちだんと頭をひっぱる気持ちになり、背筋を伸ばすとよい

背骨が不安定な姿勢になっているとこうした症状が出やすい