2018/9/5 ブログを更新しました

ヨガの喜びー要約(第一章 心と体の秘密ー第二段階 動禅(アサンス)7ー座り方)

筋肉は伸ばすことで休ませることができる

息を吐きながら動作し、自分の体の声と対話する気持ち、心が笑っている気持ちで体を使えば、むやみに筋肉を痛めることはない

【座り方】
落ち着いて座っているときは、ひざを広げ、緊張しているときは、ひざを締め、同時に手と肩、首に力が入っている

掌は上向きにすると副交感神経を刺激し、体は弛緩し、下向きにすると交感神経を刺激し、体は緊張する

長い間座っていると体は緊張する場合、立ち上がった時に体を揺するとよい

体を揺すると筋肉がゆるみ、背骨の血行がよくなり、心が安定する

体は固定した姿勢を続けると、背骨が貧血し、筋肉が硬化する

たえず体を揺することがリラックス法であり健康法

一方の足が浮き上がるのは上げた側の内臓が弱っている(右なら肝臓、左なら胃)

そわそわしているのは腰骨がねじれているか頭の緊張

足を横に倒すときは体が異常に縮んでいる方の逆側に倒しており、左右に倒して自分の歪みの逆をすると体の矯正になる

腰を落として座っているときは腹部の異常か尿がたまっている

膝を極端に開いて座り、猫背の時は、恥骨が飛び出し、排泄が不完全な場合が多い

椅子に座って、頭や手を使う職業の人は、無意識に下半身に力が入る姿勢を選ぶ

長時間座ると足の運動不足はもちろん、血液が腹部にたまり、内臓の収縮力が弱まり、心臓も弱り、内臓も下垂し、腹部の血液と脳の疲れは一致し、職業病ができやすい状態となる

座っているときは足、腹部を手で良くさすったり、動かして刺激し、血行をよくするとよい

正座して足がしびれるのは、内臓および足の血行が悪く、アキレス腱が縮むからであり、長時間正座をしそうであれば、アキレス腱を伸ばしておくとよい

2018/8/27 ブログを更新しました

ヨガの喜びー要約(第一章 心と体の秘密ー第二段階 動禅(アサンス)6ー足)

足には腰椎と仙骨の神経がきている

足の強弱は、生殖器、泌尿器、大脳に関係している

体内を流れる血液の多くは足を流れている

足は心臓から遠いので、行きは引力のためにスムーズ、帰りは逆らうため無理がかかりやすい

足の老化が全身の老化につながる

足は歩行器で、全身を支える土台で、血液循環の調節部で、全臓器とも関連している

右足は、肺への血液還流と静脈に影響し、右足が弱いと、肺の故障になりやすい

左足は動脈に関係し、左足が弱いと、心臓に故障が生じやすい

脚の内側の筋肉は生殖器、泌尿器と関係する

夜尿症の子供は内股を伸ばす運動をさせると治る

アキレス腱がちづむと重心が後ろにかかり、骨盤力が低下し腹力が弱くなり、内臓下垂や月経異常、心臓異常を起こし、頭部にうっ血する

アキレス腱を伸ばすと、頭がすっきりするのは血行が良くなるから

ふくらはぎが硬化すると胃腸を弱め、性能力を弱める

かかとに丸みがなく平らである理由はそこに重心が乗りすぎているためであり、骨盤が上がって腰腹力がぬけ、頭蓋骨がひろがるため、脳が鈍くなり、動作が鈍くなり、意志力の弱い、あきっぽい性格になる

〇拇指
・副交感神経に関係し体液をつかさどる
・腎臓、のど、舌、鼻、眼球、腸にも関連
・拇指が丸々している場合、過食ぎみ、高血圧、糖尿病、肝臓肥大、蓄膿症の傾向
・拇指に力の入る姿勢を取り腰腹部に力を集中、体を無理なく、疲れずに使うコツ

〇第二拇
消化器系に関連

〇第三拇
・循環器系、腸、気管支、唇、こめかみ、頭頂に関係
・第二拇と第三拇が吊り上がり気味は胃が悪く、胃酸過多、過食癖の証拠

〇第四拇
・神経系、胆のう、肺に関連
・浮き上がり力のない人は肺結核にかかりやすい
・硬化し、弾力がなく、吊り上がっている人は胆汁の分泌が悪く、腸内にガスがたまっているか、便秘症

〇第五拇
・交感神経、泌尿器系、生殖器にも関係
・肛門の締まる力に関係しているため痔を治す急所
・硬化し、下へ曲がり気味の場合、内臓下垂や子宮の位置が異常

足の指を動かして病気を治すこともできる

たまには足の一本一本の指をひっぱったり、反らせたり、まわすとよい

硬い指や冷たい指、変形した指は、ていねいに触って治療する

足の指をよく動かしていると、水虫には絶対にかからない

ひざは血液の循環をコントロールする腰椎三番に関連、丹田力の強さと正比例

アキレス腱は脳の血行に関連

太ももは、体ぜんたいの栄養状態を表し、腰椎一、二番と腰に関連

太ももの外側は腸と腰に関連、内側は泌尿器と生殖器の排泄機能に関連

(出所:ヨガの喜びP45)

2018/8/25 ブログを更新しました

ヨガによる生きる喜びの発見ー序にかえてー現代社会をこう視る2ー唯物思想

現代の社会機構そのものが、各人が生きる喜びゃ働く喜びを感じ得るようにできていない

現代の社会機構が、各人に生きる喜びゃ働く喜びを追求する意欲を起こさせるようにはできていない

自分の職場は構成員全員が互いに協力して働く喜びを追い求めているといえる人、あるいは、自分の勤務している会社は社員個個人の能力研慣の場と誰もが認めているといえる人がいたとしたら、おそらくそれは例外中の例外であり、ほんの微々たる数であろう

社会を構成する一部分である会社の例ひとつとってみても、喜びを求め、能力を磨き合う場になっていない

社会機構の大きな歯車が、そうした健全な意欲を阻害し、その歪んだ、欺崎に満ちた流れに捲きむ

その流れに従う者だけが生き残れるという社会機構が、「生きる喜び・働く喜び」の追求を放棄断念させたという事実がある

社会機構の大きな歯車の具体例
・金銭中心の思想
・仕事は、働く喜びゃ能力開発を中心に進められているのではなく、金銭を中心に進められている
・会社は、売り上げ成績至上主義という金銭中心の思想に、社員は、賃上げ至上主義という金銭中心の思想に
・何もかもが、欲望と勘定に従って動く
・西欧流の唯物思想を土台に現代の社会機構は築かれた

教育といえば、おそらくほとんどの人が唯物思想から最も遠いものと思っているが、「よい高校、よい大学に入って、よい職場に就職をしてほしい」とは、要するに「よい給料をもらう」ことで、結局は金銭中心の思想が根本

役所や官庁の場合、動因は金銭ではないが、ここもやはり物を中心に動いている

役所や官庁を動かしているのは、書類以外の何ものでもなく、そこには書類中心の世界があり、一般の企業と同様、唯物思想に貫かれた人間不在の世界

2018/8/24 ブログを更新しました

ヨガの喜びー要約(第一章 心と体の秘密ー第二段階 動禅(アサンス)5ー手と指)

内臓や筋肉の神経は、脳につながり、その支配を受けているが、その末端は体のいたるところに分布している

ヨガではこれをチャクラと呼び、東洋医学ではツボと呼ぶ

手の運動はまた脳と関係が深い

手には背骨の神経のうち、頸椎四番から胸椎二番までの神経が通じており、すべての内臓器官と密接な関りがある

自律神経である交感神経が小指に、迷走神経が親指に、掌自体の強弱は肋骨に、のどや目、耳、鼻、小腸、生殖器にも関係がある

手の様子で体質を調べることもできる

掌を下に向けて、両腕を左右に伸ばし、中指を軸にして手首が親指側に曲がっていたら酸性体質、小指側に曲がっていたらアルカリ性体質

ゆったりとくつろいでいる時、指が自然に伸びていれば健康だた、指が内側に曲がっていたら、その指につながる内臓が常に緊張して、疲れていることの現れ

〇親指
・副交感神経とつながり、血液の成分と血行状態に関係
・脳と関連し、親指の根本のふくらみをこすると、心が落ち着く
・言語中枢に関連し、刺激によりどもりや言語障害を治すことができる
・親指と人差し指の付け根のところを揉むと腸と肝臓を刺激し排便能力が高まる
・頸椎四番の神経と関連している

〇人差し指
・栄養器官である肝臓、胃、腸、膵臓、脾臓と関連がある
・右手の人差し指は肝臓、左手は胃
・食べ過ぎたときは、左の人差し指をさわると硬くなっている

〇中指
・循環器である心臓、腎臓、血管に関連
・心臓異常があった場合、左中指の真下、掌の中央を押すとおさまる
・背骨にも関連し、この指だけに力を込め、ほかの四指の力をぬいて合掌や印を結ぶと心が安定する

〇薬指
・神経系統に関連
・視覚中枢神経に関係が深い
・てんかんや、ろうあ者のなかには薬指の動かない人がいる
・みぞおちからへそにかけての人体の急所にも関連し、握りしめていると活力感が生まれる
・薬(=元気)指

〇小指
・生殖器と肺、交換神経に関連
・小指を常に曲げている人はイライラと怒りっぽい
・曲がったまま伸びない人は、そちら側の肋骨と腰椎に異常がある

ヨガ道場では朝の日課として手の指を一本ずつさすりまわす行法をしている

まだ神経が鋭敏なとき、この指の体操をすると体のあちこちがジーンと暖かくなる

頭を安らげるには手の力を抜くとよい

(出所:ヨガの喜びP45)

2018/8/23 ブログを更新しました

ヨガによる生きる喜びの発見ー序にかえてー現代社会をこう視る1ー求道者の視点

この本で述べていこうとするのは、人の生き方の本道、人生のあるべき理想の姿についてであり、いわば悟道者の人生像について

健康とは何か

病気とはどういう状態を指していうのか

日々健康に過ごしていくにはどうしたらよいか

働く喜びをどこに見いだすか

生き甲斐を何に求めるか

職場での悩み、家庭内の問題をどう解決するか

誰にとっても最も身近であり、最も根本的である問題に、求道者の立場から答えようというのが、この本の主旨

私たちの誰もが自らの究極目標とし、その体得に向けて絶えず努力していかねばならない、人間本来の生活の姿

その姿は、現実の生活に完全に浸りきって生きている人にはなかなか実感しにくい

虚偽で固められた、嘘と偽りの多い世界に生きている者には、本当のことを聞かされてもそれを実感として受け止めることは、かなりむずかしい

現代の現実社会へのアンチ・テーゼを提案

現代の人間が送っている生活は、ことごとく虚偽であると見倣すところから出発し、人間本来の生き方を説く

2018/8/22 ブログを更新しました

ヨガの喜びー要約(第一章 心と体の秘密ー第二段階 動禅(アサンス)4ー頭と目)

人は何かを思い出そうとするとき頭を後ろにそらし、大脳の記憶庫あたりを刺激する

考え込むときは頭を下げ、大脳皮質とくに前頭葉の働きを活発にさせる

頭を横にかしげる動作は大脳皮質と記憶庫を一致させる刺激を起こす

ヨガで記憶力を増すポーズは首を後ろに反らす動作

目を真ん中に寄せると脊髄への刺激

上へ向けると脳への刺激

下へ向けると腹部への刺激

両眼を外側に話すとアルカリ性刺激になり心が安らぐ

両眼を内側に寄せると酸性刺激になり興奮、緊張する

両目のバランスが崩れているときは内臓などの病気がある証拠

黒目が上に偏った三白眼は血液成分のかたよりによる体質のかたより

左右の黒目がどちらか一方だけ下がっているときは下がっている側の内臓が下垂している(左なら胃、右なら肝臓に異常)

無理なく目を動かすためには次の基本原則がある
①体を反らすときは目を上に
②体をかがめるときは目を下に
③体を曲げたりねじるときは目も同じ方向に向ける

目玉はいくら動かしても消耗しない器官

目が悪かったら目玉の体操をしよう

目を大きく開いて目をぐるぐる回す、遠くのもの、近くのものを交互に何回も見る、こうすることで視力はだいぶ回復する