2018/8/24 ブログを更新しました

ヨガの喜びー要約(第一章 心と体の秘密ー第二段階 動禅(アサンス)5ー手と指)

内臓や筋肉の神経は、脳につながり、その支配を受けているが、その末端は体のいたるところに分布している

ヨガではこれをチャクラと呼び、東洋医学ではツボと呼ぶ

手の運動はまた脳と関係が深い

手には背骨の神経のうち、頸椎四番から胸椎二番までの神経が通じており、すべての内臓器官と密接な関りがある

自律神経である交感神経が小指に、迷走神経が親指に、掌自体の強弱は肋骨に、のどや目、耳、鼻、小腸、生殖器にも関係がある

手の様子で体質を調べることもできる

掌を下に向けて、両腕を左右に伸ばし、中指を軸にして手首が親指側に曲がっていたら酸性体質、小指側に曲がっていたらアルカリ性体質

ゆったりとくつろいでいる時、指が自然に伸びていれば健康だた、指が内側に曲がっていたら、その指につながる内臓が常に緊張して、疲れていることの現れ

〇親指
・副交感神経とつながり、血液の成分と血行状態に関係
・脳と関連し、親指の根本のふくらみをこすると、心が落ち着く
・言語中枢に関連し、刺激によりどもりや言語障害を治すことができる
・親指と人差し指の付け根のところを揉むと腸と肝臓を刺激し排便能力が高まる
・頸椎四番の神経と関連している

〇人差し指
・栄養器官である肝臓、胃、腸、膵臓、脾臓と関連がある
・右手の人差し指は肝臓、左手は胃
・食べ過ぎたときは、左の人差し指をさわると硬くなっている

〇中指
・循環器である心臓、腎臓、血管に関連
・心臓異常があった場合、左中指の真下、掌の中央を押すとおさまる
・背骨にも関連し、この指だけに力を込め、ほかの四指の力をぬいて合掌や印を結ぶと心が安定する

〇薬指
・神経系統に関連
・視覚中枢神経に関係が深い
・てんかんや、ろうあ者のなかには薬指の動かない人がいる
・みぞおちからへそにかけての人体の急所にも関連し、握りしめていると活力感が生まれる
・薬(=元気)指

〇小指
・生殖器と肺、交換神経に関連
・小指を常に曲げている人はイライラと怒りっぽい
・曲がったまま伸びない人は、そちら側の肋骨と腰椎に異常がある

ヨガ道場では朝の日課として手の指を一本ずつさすりまわす行法をしている

まだ神経が鋭敏なとき、この指の体操をすると体のあちこちがジーンと暖かくなる

頭を安らげるには手の力を抜くとよい

(出所:ヨガの喜びP45)

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