ヨガの喜び-要約 第一章 心と体の秘密-第三段階 生気活用法(プラナヤマ)15調理とアルカリ/酸
調理とは、栄養素と消化酵素を触れ合いやすく、バランスをとるために、粉にしたり、細切りにしたり、煮たり焼いたりして分子間の結びつきをゆるめること
栄養価は、熱の加え方、水や調味料の使い方、混ぜ方で違ってくる
もっとも栄養を失わない調理法は蒸すこと
蒸せば水分を逃さず、消化しやすくなり、材料がもっている性質をほぼ崩さずに済む
次に推奨するのは油炒め
油で炒めるとカロリーが増し、有害な糖質の量を少なくなり、胃壁の働きを調整し胃の中に長くとどめるためスタミナ食となる
スタミナ食とは消化時間の長いもの、体の養分を奪わないもの、ためておいて害にならないもの
水加減はできるだけ水を少なくする
米は水を多くして炊くと冷えたときもとの消化しにくいデンプンに変わってしまう(病人におかゆは非常識)
乾パンのように水分が少ない食品の方が良質のデンプンを取れる
食べ物には酸性、アルカリ性という2つの性質がある
人間の体は弱アルカリ性の時、いちばん健康だが、日本人の80%の食事は酸性過剰
酸性過剰は神経が興奮し、代謝機能が異常となり、心身を疲労させる
子どもの乱暴、大人の心配性、おこりっぽさの原因は、たいてい酸性過剰で、病気にもなりやすい
酸性の食べ物とは、全ての鳥獣魚の肉、穀物類、ココア、チョコレート、酒、砂糖、砂糖菓子など
酸性の毒を取り除くにはアルカリ性食品で中和が必要
アルカリ性の食べ物とは、鳥獣魚の骨や皮、生野菜、海草、木の牙、茸類、果実、乳類など
酸、アルカリは体調により食べ方を変える必要がある
アルカリ性の食べ物をとるー
・山登りをして下山するとき
・泣いたとき
・運動のあと
・さわがしいところにいるとき
・不安なとき
・怒ったとき
・肉食のあと
・水浴したり、寒い思いをしたとき
・背骨に力を入れる動きをしたとき
等
酸性の食べ物をとるー
・登山するとき
・笑ったあと
・煮た野菜を食べたあと
・静かなところにいたとき
・休んだあと
・温めたり、風呂に入ったあと
・腹に力を入れたいとき
等