ヨガの喜び-要約 第一章 心と体の秘密-第二段階 動禅アサンス27静的ポ-ズ17さか立ちのポーズ
【目的】
・頭痛、不眠症、消火不良、生殖器異常、喘息、神経興奮、肩凝り、腹痛、腰痛、目耳鼻の病気改善
・記憶力を増進させるので学生に最適
【概要】
・体を逆にすることで、立っている姿勢で生じた異常を治すことができる
・人間が直立歩行するということは、重力で脳への血行を悪くしている
・さか立ちは、まず首を強くする
・首は脳と内臓をつなぐ大切なところ
・首の中を通る迷走神経の働きが促進されると、内臓の働きも活発になる
・脳の血行もよくなり、疲労回復は早い
【順序】
1、ひざまずき、両手の指を組み合わせて床の上に置く。その手の内側に頭を入れ、足のバランスを考えながら、ゆっくりと腰を持ち上げる。
2、足は、できるだけ頭に近づけながら、重心を頭のほうに移す気持ちになる。
3、背骨をまっすぐ伸ばしながら、足を少し床から離す。足を静かに持ち上げながら、ひざを折り曲げていったん静止する。足でけり上げたのでは運動になってしまう。
4、息を少しずつ吐きだしながら、足をゆっくり伸ばす。理想的な形は、全身が垂直になること。足を微妙に動かしていると、重心が取れる。
5、このポーズの完成中は、深く静かな呼吸をする。気持ちがぐらつくと、体のほうも倒れそうになるため、精神の集中力がいる。時間は、自分が無理がない程度。はじめは5秒もできれば上出来。できなくても、やろうとする努力が効果を生み出す。