2018/11/14 ブログを更新しました

勝利者の瞑想法-要約 第一章 今、なぜ瞑想か-仏教とジャイナ教

 

ジャイナ教はアヒンサー(非暴力・不殺生)とアパリグラハ(無所有・無執着)の戒律と教義が徹底している

教派の一つ白衣派僧侶のしているマスク(Patiパッテイ)、箒(Pichiピチ)がシンボルとてある

仏陀の時代、ジャイナ教はニガンタ派と称され、六師外道の一つとして教えられ、仏教徒は違う宗教とみなされていた

マハーヴィーラ(ジナ=勝利者)の教えであるジャイナ教も、仏陀の教えである仏教も、元をただせば、バラモン教に対するシュラマナ系(自由思想)から起こった宗教

ジャイナ教白衣派のテーラパンタ派と原始仏教は、教義や実践面でより近い関係にある

沖ヨガの沖正弘氏曰く

「ジャイナ教は仏教と完全に同じもので、ヨガを母体として最初に生まれた宗教団体がジャイナ教で、仏陀の教えはジャイナ教が基本となっている」

原始仏教を理解するためにジャイナ教を勉強するのがよく、ジャイナ教を理解するために仏陀の時代の仏教を学ぶのが良い

ジャイナ教と仏教の大きな共通点は次の通りである

「宇宙は神が作ったものではなく、天地創造神が存在せず、宇宙は始めも終わりも無い、太古からからただカルマによって縁起しているだけ」

「神のように私たちをコントロールしている特別の存在は無く、私たちは自己の努力により高い精神的な境地に到達できる」

「自由になるためには、カルマの克服が修行」

自灯明法灯明、自己責任、自力主義を掲げている

・食事の接待をうけることは許されない
・自分で食事を作ることもない
・雨季には一か所に滞在できるが、それ以外の季節は年寄りや病人を除き、各地を遊行し一か所に留まらない
・訪れる各地で説法する
・寺院を持たない
・偶像崇拝をしない
・僧侶は妻帯しない
・尼僧や在家女性との関係は厳しい戒律を守る
・着替えの白衣と托鉢のための鉢と本やノート、筆記用具など手で持って歩けるだけがすべての持ち物
・お金は一切触らない
・寝るときは布団やベッドに寝ず、コンクリートや土間に簡単な敷物をしいてごろ寝する
・船や飛行機、バス、車に乗らない
・裸足で徒歩で旅をする
・夜はむやみに外を歩かない(虫を踏みつけることになるかもしれないため)

仏教にもアヒンサー、アパリグラハはあるが、ジャイナ教は実践面でより厳しい

仏教は大乗化していく過程で理論重視となり実践面が弱くなった

僧侶は本当の無所有、出家

世界一厳しい宗教であり、他の生き物に優しい平和宗教でもある

人間だけでなく、すべての生き物と友情、友愛を育むことを目指している

長い歴史のなかで、宗教の名のもとに戦争や争いを一度も起こしたことのない唯一の宗教

ジャイナ教は裸形派、白衣派、さらに細かくいくつかに分派している

白衣派テーラパンタ派は、今から約250年前にアチャーリヤ・ヴィークシュにより作られたジャイナ教復古主義者の宗派

現在のアチャーリヤ・マハープラギャ師は、10代目のアチャーリヤ(最高指導者)

アチャーリヤの許可なくして何事も進まない

アチャーリアの後継者はすでに決まっておりユバチャリアと呼ぶ

テーラパンタ派はアチャーリヤを頂点として出家、在家を含め全教団が家族的な団結を誇る

不殺生を厳禁とする教義から農業ができないため商人が大多数

商売に成功した裕福な信者が多い

プレクシャ・メディテーションはジャイナ教徒だけのための瞑想法ではない

プレクシャ・メディテーションを学ぶためにジャイナ教徒になる必要もない

真実とは時代を超えて、国境を越えて、人種を越えて主義主張、宗教を越えた本当のこと

プレクシャ・メディテーションは、すべての人がやらなければならない、本質的なこと

2018/8/24 ブログを更新しました

ヨガの喜びー要約(第一章 心と体の秘密ー第二段階 動禅(アサンス)5ー手と指)

内臓や筋肉の神経は、脳につながり、その支配を受けているが、その末端は体のいたるところに分布している

ヨガではこれをチャクラと呼び、東洋医学ではツボと呼ぶ

手の運動はまた脳と関係が深い

手には背骨の神経のうち、頸椎四番から胸椎二番までの神経が通じており、すべての内臓器官と密接な関りがある

自律神経である交感神経が小指に、迷走神経が親指に、掌自体の強弱は肋骨に、のどや目、耳、鼻、小腸、生殖器にも関係がある

手の様子で体質を調べることもできる

掌を下に向けて、両腕を左右に伸ばし、中指を軸にして手首が親指側に曲がっていたら酸性体質、小指側に曲がっていたらアルカリ性体質

ゆったりとくつろいでいる時、指が自然に伸びていれば健康だた、指が内側に曲がっていたら、その指につながる内臓が常に緊張して、疲れていることの現れ

〇親指
・副交感神経とつながり、血液の成分と血行状態に関係
・脳と関連し、親指の根本のふくらみをこすると、心が落ち着く
・言語中枢に関連し、刺激によりどもりや言語障害を治すことができる
・親指と人差し指の付け根のところを揉むと腸と肝臓を刺激し排便能力が高まる
・頸椎四番の神経と関連している

〇人差し指
・栄養器官である肝臓、胃、腸、膵臓、脾臓と関連がある
・右手の人差し指は肝臓、左手は胃
・食べ過ぎたときは、左の人差し指をさわると硬くなっている

〇中指
・循環器である心臓、腎臓、血管に関連
・心臓異常があった場合、左中指の真下、掌の中央を押すとおさまる
・背骨にも関連し、この指だけに力を込め、ほかの四指の力をぬいて合掌や印を結ぶと心が安定する

〇薬指
・神経系統に関連
・視覚中枢神経に関係が深い
・てんかんや、ろうあ者のなかには薬指の動かない人がいる
・みぞおちからへそにかけての人体の急所にも関連し、握りしめていると活力感が生まれる
・薬(=元気)指

〇小指
・生殖器と肺、交換神経に関連
・小指を常に曲げている人はイライラと怒りっぽい
・曲がったまま伸びない人は、そちら側の肋骨と腰椎に異常がある

ヨガ道場では朝の日課として手の指を一本ずつさすりまわす行法をしている

まだ神経が鋭敏なとき、この指の体操をすると体のあちこちがジーンと暖かくなる

頭を安らげるには手の力を抜くとよい

(出所:ヨガの喜びP45)

マクロビオティック ヨガ@池尻大橋Vol.6

12月2日(土)の9:00-14:30 まで「マクロビオティック ヨガ@池尻大橋Vol.6」を行います

お問い合わせ、お申し込みはマクロビオティック ヨガ事務局までご連絡ください。
*こちらのイベントの連絡先はCI協会ではありません。