ヨガの喜び-要約 第一章 心と体の秘密-第三段階 生気活用法(プラナヤマ)10スカア・プルバク
⑦スカア・プルバク
【目的】
・体をひきしめ美しくなる
・初めは朝晩10回くらい行い、次第に回数を増やしていく
【順序】
1、正しい座法で座り、目を閉じる
2、左手の親指で左の鼻孔を閉じ、右の鼻孔から静かに息を吸い込む
3、つぎに、右の鼻孔も左手の薬指で閉じ、あまり苦しくない程度、10秒ほどクンバクする
4、左手の親指をはなし、左の鼻孔からゆっくりと息を吐き出す
5、吐きつくしたら、その左の鼻孔から息を静かに吸い込み、親指で閉じてまたクンバクする
6、薬指をはなし、右の鼻孔から息をゆっくり吐きだす
なお、吸息、クンバク、吐息の割合は、1:4:2がよい
慣れてきたら4秒間の吸息、16秒間のクンバク、8秒間の吐息にする
1回の呼吸法のあいだに、心の中でくりかえし聖音(オーム)という言葉をゆっくりと唱える
息を吸い込むときには、神の心を自分の体内に吸い込む気持ちで行い、息を吐き出すときは、息とともに体内の汚物をすべて吐き出す気持ちになる
呼吸法を続けていれば、肥満した体は引き締まり、顔の血色もよくなり、声も美しくなってくる