ヨガの喜び-要約 第一章 心と体の秘密-第三段階 生気活用法(プラナヤマ)2呼吸とは命の言葉
西欧の合理的科学的な立場、つまり、「人間は各自個人としてまわりの世界から独立していて、そこから影響を受けるかどうかは、自分の意志が決めることだ。」は間違い
人間が立っていれば、その環境にあるすべてのものが、体や心の中に常に影響を与えている
場の空気の心身への影響は大きい
呼吸は人さまざまで、方法も違う
嬉しい時には嬉しいような呼吸を、悲しい時には悲しげな呼吸をする
呼吸は命の言葉
呼吸を変えれば気分も変わる
くつろごうと思ったら吐く息に力を入れる
心を落ち着かせたいなら呼吸を静かにゆっくりと深くする
不快感が続くのは胸筋が委縮し、副腎ホルモンの異常が原因のため、体を後ろへ強く反らして深呼吸する
不安な気分が続くのは腎臓が弱っているため、反り身になりながら呼吸する
決断心がつかないときは、脚と腹筋に力を入れ、強い呼吸をいっきにする
呼吸は心身の変化に先んじて変化するため、呼吸を正せば健康になれる
深呼吸が一番大切
生活のすべての場所で、意識的に深呼吸(胸式呼吸と腹式呼吸を加えた完全呼吸)をする
呼吸を把握することは間(ま)を把握することであり、充実した呼吸とは間でもある