ヨガの喜び-要約 第一章 心と体の秘密-第三段階 生気活用法(プラナヤマ)18病気等をなくす食物
病気や悩みをなくす食べ物を下記に紹介する
●頭をよくする
・頭の回転をよくする第一条件は、頭の必要とする酸素とブドウ糖と、その完全燃焼を助ける豊富なビタミン群、その働きを促進する良質のたんぱく質をとること
・これからできた不要物質、炭酸ガス、乳酸、アンモニアなどを完全に中和し、排泄させるナトリウムやカルシウムが十分にあること
・豆類、ネギ類、青野菜、くだもの、卵黄、レバー、バター、チーズ、トマトなどを食べるとよい
・脳は使うほど働きが高まる
・働きを弱める原因は、血行の悪いこと、酸素不足、興奮の継続、姿勢の悪いこと、養分のアンバランスが続くこと
・過食、便秘しないように注意
・小食なほど頭の働きがよく、疲れない
●美しくなる
・酸性食品を少なくし、野菜、くだもの、海草などのアルカリ性およびビタミン食品を多くとる
・カルシウムは血を清めるため有効
・ビタミンではA、Dが皮膚を保護し、Bが血行および神経の働きをよくし、Cが皮膚の弾力性を増し、色素の沈着を防ぐ
●やせる
・浸透性の強い動物性脂肪や皮下脂肪になるデンプンをとりすぎないこと
・太るために偏食をやめて吸収能力を高めるとよい
・根菜類、乾燥野菜類、海草類がよい
・海藻の中に含まれるヨードは、脂肪の燃焼を完全にする働きがある
・高血圧ぎみの人は海藻類に果汁や酢をかけ、病的な肥満な人はミネラル、ビタミンを多く含む野菜類を多くとり、脂肪類は動物性のものを少量とるようにする
●背を高くする
・カルシウムとビタミンが必要
・小魚、にんじん、きゃべつなど
●美肌をつくる
・アルカリ性の汗を出すこと
・酸性の汗を出すと皮膚が荒れる
・食べ物としては、りんご、セロリ、パセリ
●妊娠と安産
・血液成分を調節することで、自由に男女を産み分けることができるといわれている
・カルシウムを多くとると男の子を生む確率が高まる
・妊娠は、母体のビタミン、カルシウム、リン、鉄、その他のミネラルの栄養源に非常な負担をかけるため、栄養に気を付ける必要がある
・栄養のアンバランスが流産の原因のひとつ
・食べ過ぎは禁物
・胃は生殖器に関連性を持つため、胃腸の弱い人につわりがひどく、食欲の変化も起こしやすい
・妊娠時の食事はデンプン質を食べ過ぎないようにし、脂肪でカロリーを取り、タンパク質、ビタミンとくにA、B群、カルシウム、鉄分などを十分に含んだものがよい
・食塩や水分はむくみの原因になる
・お産で苦しむ人には、糖分、くだもの類を好み、デンプン質、動物性食品の食べ過ぎが多い
●生理異常
・ビタミンB、C、カルシウム、ナトリウムの多いものをとる
・玄米菜食、とくに根菜類、海草類を多くとると有効
●セックスを強くする
・脳の食欲と性欲の中枢は同じ場所にある
・食生活がでたらめだと性能力も異常になる
・ビタミンの欠乏や血糖の過多は興奮力を衰えさせる
・食べ過ぎは神経を麻痺させる
・インポテンツ、不感症を治す食べ物は、豆、肉、卵、牛乳などの副腎その他のホルモン腺に必要な良質のたんぱくのあるもの、良質の脂肪、ビタミンB、C、Kなど
・にんにく、玉ねぎ、辛子、にんじん、しょうがなどの刺激物も極めて有効
・便秘は腹圧を弱めるため、ポテンシャルを下げる
●頭痛
・十分なカルシウムやビタミンB1などで、全体食、生野菜をとる必要がある
・小魚、海草類、れんこん、にんじん、セロリ、あずき、ごま、抹茶、大根などが有効
●不眠
・玄米、黒パン、野菜類、海草類、小魚、豆類、れんこん、玉ねぎ、にんじん、かぼちゃなどがよい
●近視、乱視
・ビタミンA、B、C、カルシウムが不足しないように注意
・野菜類、海草類、果実類などアルカリ性食品がよく、血液を酸化させないように、肉類、卵、魚の切り身、バター、チーズなどは制限する
●耳、鼻の異常
・カルシウム、ビタミンB、Cをとる必要があり、玄米、黒パンが有効
・野菜をとる場合、陽性体質の人は生野菜、陰性体質の人は油いため
●肩、首の凝り
・玄米、野菜類、海草類、豆類、大根、こんにゃく、ひじきなどを食べる
●喘息
・ビタミンB、Cを含んだものがよく、デンプンの取りすぎは便秘によりガスが上昇し、咳が出やすくなるため避けたほうが良い
・タンパク質もタンをつくるため、できるだけ少量にし、れんこん、黒豆、かぼちゃ、玉ねぎ、にんじん、コンフリー、海草類、春菊などがよい
●内臓強化
・ビタミン、カルシウム、ナトリウムが特に必要
・そのほかには植物成分と良質のたんぱく質をとる
・ハト麦、黒ゴマ、黒豆、かたつむり、松葉、にんにく、くるみ、ねぎ、玉ねぎ、うなぎ、木の芽、山芋が有効
●内臓下垂
・食べ過ぎや有害物の連用は避け、カルシウム、ナトリウム、鉄分など陽性のミネラルを多く含んだものがよい
・肉類やデンプン類にかたよると、ミネラルをいくら取っても不足がちになる
・内臓下垂症や無力症は陰性の虚症であるので、糖分やくだもの類は避け、玄米、ごぼう、にんじん、納豆、ひじき、こんぶ、小魚、黒ゴマ、ねぎなどが有効
●腰、背痛
・ビタミンB、C、カルシウム、ナトリウムを多く含んだものをとり、糖分、動物性脂肪の過剰は避ける
・玄米採食、特に根菜類、海草類をとる
●便秘
・玄米、繊維質の野菜類、海草類、漬物の類がよく、ごぼう、こんにゃく、さつま芋、大根、ひじき、こんぶ、わかめ、納豆など