2018/9/12 ブログを更新しました

ヨガの喜びー要約(第一章 心と体の秘密ー第二段階 動禅(アサンス)11ー静的ポーズ1

いつも心がけたいのは、つねに正しい姿勢を保つこと

正しい姿勢をすることが、生理と心理を正し、高めることにつながる

ヨガではこれを「意義即仏法」と呼ぶ

心と体の疲労や病気は、不自然な姿勢を続けることによる筋肉と背骨の偏りや歪みが原因

心と体の異常を正す、静的ポーズの基本は16ポーズある

ごく基本的なもので、とくに心身に異常がなくても、体力の向上、病気の発見と予防、体を美しくみがきあげるなど、無限の効果がある

ポーズの練習として器具を使わないボディビル体操(イメージ・トレーニング法。徐実法。)を行う

方法は、何も器具を持っていなくても、いかにも持っているかのようなつもりで目的の筋、肉に思い切り力を入れることを順次に全身的に行う

重い石を目より高く差し上げるつもりで、腰を低くかがめ、手は石を持ったときのように力を入れ、だんだん腰や腕を伸ばす等

筋肉は、毎日ごく少しの規則正しい運動で発達する

一日一回、意識的に約6秒から10秒呼吸を止めて思い切り力を込めると、筋肉は最大速度で発達する

一般の人の健康維持、寝たきりで動けない病人にも都合が良い

たとえ指一本の運動でも、全身の筋肉はお互いに関連し協力しあっているため、これだけで運動不足にならない

ヨガの心身訓練法は、すべて解脱を目指している

心と体と生活の絶対的な自由解放を目指して行われる

スポーツが体の向上だけを目標にするのに対し、ヨガでは心と体を一つにして自分をコントロールすることに目標を置いている

どのポーズも、呼吸の調整のほかに、精神を集中し安定させることが肝要

各ポーズは、表のつぎは裏、左のつぎは右というように行う

その他厳守すべきことは:
①実施まえに必ず排尿排便をする。食後1時間、お酒を飲んだ後は行わない
②体と心をくつろがせてから行う。体は柔軟体操で、心は合掌で、あるいは笑ったりすることでくつろがせる。心身両方には、深呼吸や座禅がよい。
③楽しんで行う。いやいやながらだと、緊張し、重心が不安定になる。

④無心で行う。何も考えず、体が自然に動くままに、すなおに行う。

⑤呼吸のリズムに注意集中を合わせること。ポーズは原則として、吐き出す呼吸で動作を行う。息を吐くときは、体もゆるんでいて無理もかからず、内在力を高めやすい。

⑥動作はゆっくりと行う。はずみを利用して体を動かしてはいけない。

⑦ポーズ中は、自分の動作や体位をはっきり頭の中に描いておくこと。ポーズの前は、意識を丹田(お腹)に集中し、しだいに目的の部分に注意を移していく。

⑧ポーズが一回終わるごとに、ぼんやりとくつろぐこと。ポーズ中は極度に緊張するから、つぎのポーズに移る時は、「くつろぎのポーズ」をして、呼吸の静まるのを待つ。